旧筐体とライトニングモデルの判定調整について

2020年12月9日

beatmaniaIIDX 20年目にして登場した新筐体『LIGHTNING MODEL』

43インチという大型モニターとド派手なライティング、超強化されたスピーカー、
エフェクターの代わりに搭載されたタッチパネル『プレミアムエリア』
120fps化、ターンテーブルの感度UP&重さ調整が可能に…

まさにeスポーツ化を目指して制作された次世代のbeatmaniaIIDX筐体です。


しかし様々な改修が施された分、
今までの筐体に慣れている人はなかなかライトニングモデルに慣れにくく、
逆にライトニングで遊んだ後は今までの筐体でプレイが出来なくなる人もいます。

今回は旧筐体とライトニングモデルの判定調整についてお話します。


☆そもそも"旧筐体"で一緒くたにするのは危険 

↑beatmaniaII筐体@WGC-World Game Circus-

beatmaniaIIDXの筐体は1999年の稼働以来、外装自体はさほど変わらないものの、
筐体の中身やモニターは時代に合わせて何度も変更されています。

現在でこそPCBや入力系は(ほぼ)統一されたものの、
モニターに関しては様々な時代のものが混在しています。

↑IIDXGOLD&10thstyle@プレイハウスエリナ

オススメ参考サイト
【IIDX】beatmania IIDXの液晶モニタについて – Mirai’s Station 様

このモニターの混在が曲者で、
旧筐体が台ごとに判定が違うように感じる原因です。

僕は各液晶モニターによって設定を変えていて、プレイ頻度が高い筐体では
DJT&SPADA筐体では緑数字280速く見えるEMP&RA筐体では緑数字285に設定しています。

旧筐体が苦手…という人はモニターの違いによって
判定位置がわからなくなっている可能性が高いと思います。

まずは旧筐体は出荷時期ごとに違いがあることを認識し、
乗っているモニターを判別することで、
筐体が変わってもある程度の精度を維持できるようになります。


☆ライトニングモデル用の調整 

僕のライトニングモデル用の調整は以下の2つです。

(1) 緑数字はSPADA筐体より10小さくする
従来筐体は60fpsですが、
ライトニングモデルは120fpsのためノーツがゆっくりに見える人が多いと思います。

更にモニターの遅延が少なく、
判定が深めに感じるため、緑数字を小さくすると良いでしょう。

判定タイミング自体を上に調整するのもアリですが、
判定タイミングを調整すると曲に対する打鍵タイミングが変わってしまうので、
緑数字で調整する方が慣れ易いと思います。

(2) SUDDEN+を30下げる
従来モニターが37インチなのに対し、
ライトニングモデルは43インチと画面の大きさがかなり違います。

そこでSUDDEN+を低めに、レーンを狭く設定することで
画面の大きさの差をごまかし、プレイしやすくなると思います。


☆ライトニングモデルだとランプが更新できる? 

ライトニングモデルと旧筐体では画面の見え方など様々な違いがありますが、
最も大きな違いはスクラッチの反応です。

逆に、スクラッチの反応以外は自分の調子のブレの方が大きいということが僕の見解です。

もし皿曲以外でもライトニングの方がクリアランプが点きやすいと感じるようでしたら、
前項のノーツの見え方・判定の深さの違いが影響していると思います。

そういう方は従来筐体でプレイする際には
ライトニングモデルよりも
緑数字を10程度大きくすると体感の筐体差が小さくなると思います。

 

僕は筐体を選んで順番待ちをするよりも
満足なプレイをできる筐体の種類を増やし、
効率良くプレイをする方が最終的には実力を伸ばせると考えています。

遠征時や大会にも強くなると思いますので、ぜひ試してみてください。


最後までお読みいただきありがとうございました!
悩める皆様の参考になりますと幸いです。