【初心者&中級者向け】ギアチェンを覚えるとIIDXは10倍楽しくなる!

どうもみなさん、こんばんは。Channel No.4のno4xtk/Ansai.です。

今作、BISTROVERでもいよいよアリーナモードが開幕!ということで、
今回はアリーナモードでも重要なギアチェンについてお話ししようと思います!

初心者の方もご存知の通り、beatmaniaIIDXは曲のプレイ途中で
譜面のスクロールスピードが早くなったり遅くなったりするゲームです。

「ギアチェン」とはプレイ中にハイスピードを変更して、
スクロールスピードの変化の影響を少なくするためのアクションです!

ギアチェンをマスターするとクリアランプも点きやすくなり、
スコアも大きく上がることになります!

少し難しい記事ですが、ぜひ参考にして頂けると嬉しいです。


ギアチェンって何をしているの?

beatmaniaIIDXの譜面のスクロールするスピードは 「曲のBPM x ハイスピード」 です。
これを基本に、SUDDEN+やLIFTでレーンの幅を狭くしている分だけ体感速度が速くなります。

そして、降ってくる音符(=ノーツ)が見えているされている時間を「ノーツ表示時間」と呼び、
ノーツ表示時間はスタートボタンを押した際に 緑色の数字 でわかるようになっています。
(以下、ノーツ表示時間を緑数字と呼びます。)

例えば、4thstyleの名曲「CHECKING YOU OUT」のように
曲の途中でBPMが2倍になる曲では、
前述の「曲のBPM x ハイスピード = スクロールスピード」の計算式の通り、
途中でスクロールするスピードが2倍になります。

同時にスクロールするスピードが2倍になったため、緑数字は半分になっています。

このとき、どうすれば緑数字を変えずにプレイ出来るかというと、
一番簡単な方法だと、ハイスピードを半分にしてあげれば良いのです。

BPM108 x Hi-Speed5.0 = スクロールスピード540 と
BPM216 x Hi-Speed2.5 = スクロールスピード540 はどちらも全く同じスピードになります。

曲が加速・減速するのに合わせてハイスピードを変える。これがギアチェンの基本原理です。

これを踏まえて、今回は4種類のギアチェンを紹介していきます!


(1)鍵盤ギアチェン 実用性:高

前項で挙げたのが基本的なギアチェンの鍵盤ギアチェンです。
昔からプレイしている人が思い浮かべるものと言えばこの方法でしょう。

現代では、このギアチェンはFHS(フローティングハイスピード)か、
クラシックハイスピードを設定しているときに使用できます。

前項の通り、このギアチェンの原理は単純で、
BPMが倍になるならハイスピを半分に、
BPMが半分になるならハイスピを2倍に変更する だけです。

BPMが変わるタイミングで「スタート+白鍵 or 黒鍵」、以上!
鍵盤を押す回数は曲が始まる前に確認しておくと良いでしょう。

後述するギアチェンと違ってSUDDEN+の位置が変わらないことと、
どんなタイミングでもギアチェンが行えることが大きなメリットです。


(2)サドプラの付け外し 実用性:低

これも古参の人が思い浮かべる代表的なギアチェンでしょう。

このギアチェンはハイスピードを変えない代わりにSUDDEN+を付け外しを行います!

スタート時にサドプラを画面の半分まで下げておき
2倍に加速するタイミングに合わせてサドプラを外すことで、スクロールスピードは2倍になりますが、

緑数字の方は変化を受けずにプレイをすることが出来ます。

1/2に減速する場合も、サドプラを画面半分まで下ろしてからスタートを2回押してサドプラを外した状態スタートし、
減速するタイミングに合わせてサドプラを付けることでギアチェンが出来ます。

しかし、この方法にはデメリットとして、
スクロールスピードが大きく変わるので目線がブレやすいという問題点があり、
残念ながら現代ではあまり使われていません。


(3)新ハイスピギアチェン(仮) 実用性:低

前回の記事でお話しましたが、
Rootage以降の通常ハイスピードは
スクロールするスピードから倍率が逆算されるギタドラ方式になっています。

正直なところ、
このハイスピードはギアチェンにも、普段使いも使い勝手が悪いので

FHSかクラシックハイスピードを使うことをオススメしますが、
1つだけ、このハイスピードでしか出来ないギアチェンがあります。

それが新ハイスピギアチェン(仮)です。

BPM変化後にスタートボタン + 白鍵 + 黒鍵を押すと、
ハイスピの倍率が再計算されてスクロールスピードが最初のものと同じになります。

サドプラの位置が一切動かず、
何段階のギアチェンもスタート+白鍵+黒鍵で済むことがメリットですが、
他のデメリットが大きいのであまり実用されているところを見ることはありません…。


(4)皿チョンギアチェン 実用性:高

いよいよ現代の本命ギアチェン「皿チョン」です。
このギアチェンはFHSを使用しているときのみ有効になります。

皿チョンの内容としては、
まず、FHSは先に通常ハイスピード・クラシックハイスピードで緑数字を指定し、
ターンテーブルでSUDDEN+/LIFTを操作すると
SUDDEN+/LIFTの値に応じて、自動的に指定した緑数字になるように0.01倍刻みで倍率が変更されます。

この仕組みを悪用し(?)
曲中にBPMが変わった際に、
スタートボタンを押しながらターンテーブルをチョン、と触ることで
サドプラを動かし、
最初に指定した緑数字に戻す
ことを皿チョンギアチェンといいます。

BPMが変わる前には何も出来ませんが、
困ったらとりあえず皿チョンしておけば失点はある程度防げますし、

曲によってはノーダメージで皿チョン出来るので、これが一番楽といえば楽な方法ですね…。


ギアチェンは使い分けが大事

ここまで4種類のギアチェンを紹介してきましたが、最終的に一番大事なのは使い分けです。

特に鍵盤ギアチェンと皿チョンの使い分けはある程度のスコア・クリアを狙う際にはマストで、
アリーナモードでは曲によっての対処を知っているかどうかで勝敗が分かれます。

いくつか使い分けの例を挙げていきます。

A(7th style)

この曲はスタート時のBPM93からBPM191に加速しますが、
加速するタイミングでノーツが降ってきているため、
皿チョンをしにいくと豪快に失点してしまいます。

現代IIDXでは最初から最低BPM・現在のBPM・最高BPM時の緑数字がわかるので、
最初に最高BPM時に適正緑数字になるようにハイスピを設定し、
そこから鍵盤でギアチェンして曲をスタート。

加速前の空白で逆のギアチェンをすれば、1点も失点することなく加速後を適正緑数字でプレイが出来ます。

eRAseRmOToRpHAntOM (SIRIUS)

この曲はBPM135からスタートし、BPM270に加速しますが、
Aと同様にこの曲も普通の皿チョンでは確定で失点してしまいます。

この曲も僕のオススメは鍵盤ギアチェンです。

加速後はBPMが2倍になるので、
その前の空白でハイスピを半分まで下げてしまいましょう!

これで加速前も加速後も同じスクロールスピードでプレイすることが出来ます。

皿チョンを使いたい場合には、最初に緑数字を適正スピードの2倍にセットしておき、
鍵盤ギアチェンでBPM135地帯を調整しプレイ、
空白で皿チョンをすると、FHSでBPM135時に適正緑数字の2倍になり
その後、2倍のBPM270に加速するため、後半を適正緑数字でプレイできます。

前者はサドプラ位置が変わらないというメリットが、
後者はサドプラを好きな位置に設定出来るというメリットがありますので、
自分がやりやすい方を使うと良いでしょう。

少年A (DJTROOPERS) / Session1 -Genesis- (SIRIUS)

この2曲はどちらも皿チョン推奨です。

共通点として、BPM変化後に何も降ってこない空白がありますね!
ここで皿チョンをすればノーダメージでギアチェンが出来ます。

もちろん鍵盤ギアチェンでも対応可能なのですが、
準備が要らないという点は皿チョンの大きな魅力です。

桜 (8th style)

最後に変わり種を紹介します。
この曲は前半のBPMは300、中盤に低速地帯があり、後半のBPMは320です。

中盤の減速から320に一気に加速するのですが、
スタートボタンを押しながら加速時に降ってくる1枚目の皿を回すことで
ノーダメージで皿チョンギアチェンを行うことが出来ます。


まとめ

ここまで紹介してきたように、
現代のbeatmaniaIIDXには様々なギアチェンが存在し、
曲によって最適なギアチェンは異なります。

ギアチェンをすることで、ランプやスコア狙いが簡単になることも多いのでぜひ試してみてください!

…ただし、失点がある方法を使っているとスコアの頭打ちが早くなってしまうので
出来るだけ失点がないようにしておきましょう。

それでは、最後までお読み頂きありがとうございました!
みなさまの参考になると嬉しいです。