【手が小さい人ほど手首皿を使え!】正しい手首皿の話

2021年1月9日

どうもみなさん、明けましておめでとうございます。
Channel No.4のno4xtk/Ansai.です。

みなさんは「手が小さいから手首皿が使えない」という言葉を聞いたこと、言ったことはありますか?

実はこれは全く逆で、
僕は「手が小さいからこそ手首皿を使うべき」だと考えています。

今回は僕が考える"正しい手首皿"に関するお話をしていきます。


手首皿のメリットとは何か?

みなさんは手首皿のメリットとは何だと思いますか?

多くの人は「運指を完全固定できる」ことだと答えると思いますが、
それは実は正しくなく、手首皿の真のメリットは「ターンテーブルが近い」ことです。

これは手が小さい人にこそ重要だと思います。

そして、そのメリットを極限まで突き詰めた結果が完全固定という訳です。


手首皿=完全固定ではない

手首皿を使うからと言って必ずしも運指を完全固定をする必要はありません。

前述の通り、手首皿の真のメリットは「ターンテーブルが近い」ことにあります。

基本の運指は1048式をベースに、3:5半固定と同じように
皿が来ているときだけ5番(1P3番)を非皿側の親指で押すことも出来ます。

手首皿とこの崩しを使うことで、1048式+3:5半固定よりも皿が近くなり、
手が小さい人でも運指の崩し→戻しのタイムラグを小さく出来ます。


(textage様 Colorful Cookie[SP ANOTHER])

また、一曲を通して全てを手首皿でプレイをする必要もありません。

皿絡みの難所だけ手首皿にしたり、ハズレ譜面やCN絡みだけ使ったり、
皿を拾いにいって鍵盤で事故りやすいColoful Cookieの発狂中だけ手首で処理したり…

手首皿を運指のバリエーションの一つして習得することで、
全てのプレイヤーが能力を底上げすることができると考えています。


手首皿の構え方

よく手首皿使いは見た目が気持ち悪い良くないと揶揄されますが、
それは手首で皿を回すことを意識するあまりに姿勢がおかしくなっているからです。

手首皿を使うからといって立ち位置や構えを特別変える必要はありません。

非手首の時と同じように自然に1048式で構えて、
そのまま手のひらの小指の付け根の辺り(小指球)が皿に触れるようにしてください。
(手首皿という呼称ですが実際には手首では回しません)※追記しました

・プレイ動画

(↑昔の一発撮り動画、猫背は手首皿にする前からなので関係ありません…)

また、常にターンテーブルに手首を置いておく必要もありません。

常に皿に置いていても良いのですが、
皿が来ているときだけ、小指皿と同じように小指球付近で皿を前後に弾いてあげるだけで充分です。

皿を腕の曲げ伸ばしで処理しようとするとアクションが大きくなり見栄えが悪く、
鍵盤の安定感もなくなり、しかも無駄に疲れるので良いことがありません。

音楽ゲームでは手首皿に限らず、動きをコンパクトにすることが重要です。


更に手が小さい場合は…(1/9追記)

(めちゃウマな)フォロワーの方から参考写真を頂きました。

手が極端に小さい場合には個人に合わせた工夫が必要になってきます。
この方も手が小さいのですが、丸の位置で回せば手首皿完全固定が出来ているそうです。

また、手の根本付近を使う場合には
立ち位置を皿側に調整することで皿を回しやすくなるので試してみてください。


1048式の指の配置

1048式といえば↑の写真のように指を配置する運指ですが、
少しだけ意識して欲しいポイントがあります。

それは、5番(1P3番)は人差し指でボタンの上側を、
7番(1P1番)は親指でボタンの下側を押すようにすることです。

ボタンを押す位置を少し斜めにすることで、5-7トリルが押しやすくなり、
更に他の運指と角度が近くなるので3:5半固定や対称固定への移行もしやすくなります。

これは手首皿を使わない場合でも有効だと思いますので、
ぜひ1048式を使っている人は試してみてください。

また、押す位置を調整することで脇も開きにくくなるので
見た目の方もいくらか自然になると思います。


最後に

最後に手首皿に関していくつかお話したいことがあります。

1、手首皿はオートスクラッチ(2点ボーナス)

最近ではあまり聞かなくなりましたが、
手首皿はオートスクラッチということは決してなく、
むしろ小指皿よりもピカグレ率が下がることも往々にしてあります。

それでも手首皿を使う理由は、
ミスが少なくなる分で失点が少なくなるからです。

完全固定で高スコアを出すには指の独立性と相応の認識力が求められます。

 

2、●●は手首皿だから価値がない・手首皿は卑怯

僕には理解できないことですが、
手首皿で達成した記録に価値がないと考える人もいるようです。

手首皿とそれ以外の違いはなんでしょうか?
それは皿絡みで運指を崩すことだと思います。

では小指皿の完全固定はどうでしょうか?
ある程度に手が大きい・指が長い人ならば
1048式固定のまま小指でスクラッチを取ることができますが、
これは卑怯で価値のないものでしょうか?

手首皿は生まれ持った差を埋めるための手段でもあります。

 

3、手首皿はいつから始めるべきか

僕は古い考えかもしれませんが、
少なくとも十段くらいまでは色々な運指や崩し、スコア意識の練習するべきだと思っています。

しかし、最近では早い段階から手首皿を使い始め成果を出している人も多く、
とにかくクリア力を先に伸ばし、崩しやスコアは後から練習する方が効率が良いのかもしれません…

結局、いつから始めるべきかについては現代では結論は出ておらず、
練習を始めようと思ったときが一番良いタイミングではないでしょうか。


以上が僕の考える正しい手首皿についてのお話です。
最後までお読み頂きありがとうございました。参考になりましたらぜひ記事を共有して頂けると嬉しいです。